パソコンには「メモリ」という機器が搭載されています。この機器はパソコンの頭脳であるCPUが計算処理を行うときに一時的にデータを広げるための「机」のようなものです。

メモリが多ければ多いほど、この「机」が大きくなり、広げることのできるデータ量も増加します。結果的にパソコンの速度がアップします。現在の平均的なパソコンに取付けられているメモリの容量はおよそ512 MB(メガバイト)です。たくさんのソフトを立ち上げたり、ファイルを多く開いて作業する場合、より多くのメモリが必要となります。

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メモリ実物。チョコバーくらいの大きさです

あなたがよくご存じのWindows XPWindows VistaもOSという「基本ソフト」に分類されます。ということは、Windowsを立ち上げるだけで、すでにメモリを消費しているわけです。

基本ソフトのメモリ消費量はどれくらいだと思いますか? Windows XPで約220MB、Windows Vistaに至っては約480MB(Aero使用時)です。搭載されているメモリが512MBの場合、Windows Vistaを立ち上げるだけで、ほとんどすべてのメモリを使い果たしてしまうことになります。これではその他のソフトを複数立ち上げて快適に作業することなどできませんね。

最近の基本ソフトは多機能、高速化、ビジュアル化していますが、この代償として大量のメモリが消費されます。最新の基本ソフトを使う場合は1〜2GBのメモリを搭載しておいたほうが良いでしょう。

「パソコンが遅いな」と感じたら、まずメモリの容量を確認してください。CPUやハードディスクの容量チェックは後回しで大丈夫です。ほとんどの場合、メモリ容量を増やすことで「パソコンの遅さ」は解決します。メモリを増設してもパソコンの速度が向上しない場合、別の原因が考えられます(常駐ソフトやウイルスソフト、デスクトップの壁紙など)。これらについては別の回でお話します。

遅いパソコンは「なにかと手の掛かる厄介物」にしかなりませんが、ストレスフリーのパソコンはあなたの「頼れるパートナー」になってくれるはずです。

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2007.06.25 Mon l PC本体 l COM(0) TB(0) l top ▲
CPU(Central Processing Unit)はパソコンの中核部品であり、マザーボードのほぼ中央に取付けられています。また、パソコンの中で最も高価な部品でもあります。

タイプによって多少の違いはありますが、縦横3cmの正方形をしています。厚さは5mmほどと薄いのですが、実際に持ってみと、予想以上に重量があります。(中身がしっかりつまっている?)CPUはハードディスク内のデータをメモリ上に読み込んでさまざまな処理を実行する、いわばパソコンの司令塔です。この小さな司令塔がパソコン全体を制御し、広大なインターネットへの扉も開いてくれます。

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左の写真がCPU裏、右の写真がCPU表

CPUの進化はまさに日進月歩です。半年前にリリースされたばかりのCPUが「旧タイプ」となってしまうことも珍しくありません。より高速なCPUを目指して日々開発が進められています。
高速なCPUを使用することはパソコン全体の速度向上につながります。

1. 起動時間が短縮される。
2. 複数のソフトを立ち上げているとき、ソフトの切り替えがきびきびと行われる。
3. ソフトの立ち上げ、ファイルのオープン、クローズ、保存が高速で行われる。
4. ファイルのコピーや移動が速くなる。一つ一つは些細な変化でも、これらが複合的に組み合わせられると「このパソコンは速い」と感じるようになります。

メルマガ【トランスマガジン】を担当しているAiさんも、弊社が発行しているもうひとつのメルマガ【翻訳で稼ぐノウハウ〜翻訳初心者のための技術翻訳〜】で以前お書きになっていたように、最新のCPUを搭載したパソコンを初めて自作しました。

「自作パソコンの調子はどうですか?」と私が尋ねると、Aiさん曰く
「快適ですね。いちいち速いです。」

このAiさんの言葉が今回の講座で私が言いたかったことを最も的確に表現してくれていると思います。高速なCPUを搭載すると、パソコンの動作が「いちいち速くなる」のです。
みなさんも、「いちいち速い」パソコンを使って快適翻訳環境を整えてみてはいかがでしょうか。
2007.06.22 Fri l PC本体 l COM(2) TB(0) l top ▲
あなたはパソコンの電源を入れてから実際にパソコンが立ち上がるまでの流れをご存じですか?

PCの電源をONにすると、まずマザーボード上に組み込まれたBIOS(バイオス:Basic Input and Output System)が立ち上がります。BIOSはOSの前に起動する入出力専用の管理プログラムです。このプログラムにより、メモリのチェック、周辺機器の接続状態のチェック、ハードディスクのチェック等が行われます。

これらのチェック段階で問題が発見されない場合、BIOSの役目はここでひとまず終了となります。

続いてCPUが作動します。CPUはPCの中心的な役割を担う大切な機器であり、頭脳でもあります。CPUはハードディスクに格納された各種設定ファイルをメモリ上に展開します。CPUによってメモリに読み込まれたファイルを使用して最初に立ち上げられるソフトウェアがOS(基本ソフト)です。OSはユーザーレベルでPCを操作する際の土台となるソフトウェアであり、現時点で最新のOSはWindows Vistaです。このOS上でさまざまなアプリケーションソフトウェア(応用ソフトウェア)が作動します。

パソコンのスイッチを押して実際にパソコンが使えるようになるまで、以上のような制御が行われています。パソコンが一般の家電製品と同様にスイッチポン! ですぐに使える状態にならない理由はここにあります。

しかし、OSの進化によってパソコンの起動時間は確実に短くなってきています。近い将来、家電製品と同じくらい速く起動するパソコンが本当に出現するかも知れません。
2007.06.11 Mon l PC本体 l COM(0) TB(0) l top ▲
よく使われる喩えですが、
データは書類、
ハードディスクはデータを収める本棚、
メモリはそのデータを広げて作業する机、
CPUは必要なデータを本棚(ハードディスク)から机(メモリ)に広げて作業を行う作業者であると言われます。

メモリの搭載量が多ければ多いほど、つまり机が広ければ広いほど、一度に多くの書類を並べられるため、処理がスイスイと実行されます。

今回のお話はパソコン本体のみのお話でしたが、本体以外にも、キーボード、マウス、そしてディスプレイ(モニタ)があります。またその他の入出力装置としてプリンタやスキャナがあります。これらの装置のことを総称して「周辺機器(peripheral devices)」と言います。

寄り道をしながらではありましたが、CPU、HDD、メモリの相互関係は理解していただけましたか?

次回はさらさらおさらい第2回目♪
パソコンのスイッチをONにしてパソコンが立ち上がるまで、一体何が行われているのかを解説します。起動時の黒い画面の裏では何が起こっているのか?
ミステリアスなパソコンの挙動を解き明かします。
乞うご期待!
2007.06.05 Tue l PC本体 l COM(0) TB(1) l top ▲
今回のテーマは「パソコンの仕組み」です。コンピュータの3大要素であるCPU、メモリ、ハードディスクの相互関係を解き明かしたいと思います。

何事も基礎が大切。ご存知の方には簡単な内容かもしれませが、この部分をしっかり押さえておくと、今後の講座での理解が早まるはずです。

CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)はパソコンの頭脳にあたります。CPUはユーザからのコマンドを受けて計算を行います。CPUで行われた計算結果を他の機器が利用するためには、その計算結果(データ)を一時的に記憶しておく場所が必要となります。この場所としてCPUが最初に使用するのがCPU内部に設けられた「キャッシュ(cache)」という領域です。

しかし、出力するデータが大きくなると、キャッシュに格納しきれないケースが出てきます。そこでデータの記憶領域として使用されるのが「メモリ」と呼ばれる機器です。

ご存じの方も多いと思いますが、このメモリに記憶(メモリにロードする、読み込む)された内容は、パソコンの電源をOFFにすると消去されてしまいます。

つまり、メモリは一時的な記憶装置にすぎないということです。
※別の回で詳しく述べますが、このようなメモリのことを揮発性メモリ(volatile memory)と呼びます。

しかし、電源を切るたびに記憶されたデータが消去されていたのでは困るので、電源をOFFにしても永久的にデータを蓄積しておける機器が必要になります。この役割を果たすのが外部記憶装置です。

最も一般的に使用される外部記憶装置はハードディスクです。いったんハードディスクに保存されたデータは削除操作を行うか、または落下や水没など外的要因による損傷を受けない限り、半永久的に保持されます(「半永久的に」というのは、ハードディスククラッシュという可能性があるからです)。

次回パソコンを立ち上げたときは、ハードディスクに書き込まれたデータを読み込むことにより、繰り返して使用することができます。
2007.06.04 Mon l PC本体 l COM(0) TB(0) l top ▲